Mach 3/4についてのメモ

 MachというのはArtSoft Newfrangled Solutionという会社が出しているCNC工作機械制御ソフトで、Windows上で動作します。容量の制限された無償版、個人向け有償版、再販向けなどのライセンスがあり、日本国内でも数多く使われています。
 Mach 3はこれのバージョン3で、現在広く使われています。最近、バージョン4もリリースされました。

Mach 3/4のGコード

 Machは、工作機械を数値制御するためのGコードを読み込み、パラレルポートなどに接続された機器を制御します。
 あとあと何かと参照するために、Mach 3のGコードのリファレンス部分をいい加減に和訳しました。
 オリジナルは
http://www.machsupport.com/wp-content/uploads/2013/02/Mach3Mill_1.84.pdf
の第10章です。

 10. Mach 2のGコードとMコードのランゲージリファレンス

 章タイトルはMach 2ですが、Mach 3のドキュメントとして提供されています。内部の記述はMach 3となっていますが、実際に見てみるとメニューやダイアログの構成が異なり、Mach 2のもののようです(確認はしてない)。確認できた範囲でMach 3に合うように直してはありますが、正しいとは限りません。

おまけ:
 翻訳を始めた時はMach 4はまだデモがリリースされてただけだったんでMach 3のほうを選んだんだけど、Mach 4のドキュメントはMach 3よりかなり詳しく丁寧になってるみたい。まぁリリース直後なんで、今後改定されるだろうから、落ち着いたら4への対応も考えよう。
 Mach 4のGコードのドキュメントは、まだ完全ではないみたいだけど、以前のものより詳しく丁寧になってます。読むならこっちのほうがいいかも。

http://www.machsupport.com/wp-content/uploads/2014/05/Mach4%20Mill%20GCode%20Manual.pdf

Mach 4について追加(2016/3)

 Mach 4については、いくつかのドキュメントがあります。このページの執筆時点ではインストールマニュアル、オペレーションマニュアル、マクロのスクリプトのマニュアル、旋盤用Gコードマニュアル、フライス盤用Gコードマニュアルです。このうち、フライス盤用GコードマニュアルMach4 Mill GCode Manual.pdfをいい加減に翻訳してみました(現在編集作業中)。
オリジナルは
http://www.machsupport.com/wp-content/uploads/2014/05/Mach4%20Mill%20GCode%20Manual.pdf
です。

 Mach 4 CNCコントローラー ミルプログラミングガイド バージョン1.0

Mach 3にジョグシャトルを接続する

 Mach 3にはビデオ編集などに使うジョグ/シャトルコントローラを使うことができます。Mach 4でもできるのかもしれませんが、手元の環境ではいまいち動きません。
 使用できるのは、Shuttle Expressという製品です。
 Shuttle Expressにはいくつかのボタンと、自由に回転するジョグ、スローから早送りができるシャトルがあります。ボタンで軸を指定し、シャトルで軸の連続移動、ジョグで微動を行うことができます。

Shuttle Express

 Mach 3へのインストールの手順は以下の通り。

1. プラグインのダウンロード
Machのサイトのプラグインのダウンロードページから、ShuttlePro_3.m3pをダウンロードします。
2. プラグインのインストール
このファイルをダブルクリックして実行すると、Mach 3のフォルダの下のPluginsの中にShuttlePro_3.dllというファイルがインストールされます。
3. Shuttle Expressを接続
Shuttle Expressを接続します。Mach 3で使う場合、製品用のドライバをインストールする必要はないようです(あっても動きます)。
4. プラグインの設定
[Config]−[Config Plugins]で[Plugin Control and Activation]ダイアログを開き、Shuttle Expressを設定します。

[Plugin Control and Activation]ダイアログ

5. プラグインの有効化
ShuttlePro_3の[Enabled]をチェックし、[CONFIG]をクリックします。

[Configuration Shuttle Pro Pentant(s)]ダイアログ


 この製品にはいくつかバリエーションがあり、Configダイアログで表示されるのは、一番多機能(ボタンが多い)なモデルのようです。実際に使う機種は、ダイアログの左下にあるラジオボタンで選択します。
 サイト主が使っているのはボタンが少ないShuttle Xpressという製品なので、[Express]を選択します。

Shuttle Xpress(この製品は5ボタン)

 ボタンが少ない機種の場合、このダイアログのどのボタンが使えることになるのかという問題があります。試行錯誤で調べたところ、上から2列めの5個並んだボタンであることがわかりました。
 このダイアログで、各ボタンに機能を割り当てます。軸の手動移動を目的とするのであれば、どの軸を操作するかという選択をボタンに割り当てることになります。ボタンの機能はドロップダウンの中から選ぶことができます。また、カスタムマクロに割り当てることもできるようです。

ボタンの機能の選択

Machのライセンス

 Machは有償ソフトウェアですが、機能が制限されたデモ版は無償で利用できます。Mach 3の場合、デモ版はGコードプログラムが500行に制限されること、パラレルポートドライバの内部クロックが25kHzに制限されることを除けば、すべての機能が使えるようです。Mach 4についての制限は知りません。。。

 Newfrangledのサイトでライセンスを購入するとライセンスファイルがメールで送付され、それをインストールするとデモ版が正規版に格上げされ、制限がなくなります。

Mach 3のライセンス

 ライセンスには何種類かありますが、ホビー用ライセンスを購入すれば、1ライセンスで何台でもインストールして使用することができます。

Mach 4のライセンス

 ホビー用ライセンスでは、Mach4HobbyというバージョンのMach 4を使用できます。Mach 4では、PC 1台につき1ライセンスが必要になります。またパラレルポートドライバが別売りになり、こちらのライセンスも購入しなければなりません(どちらも、デモ版として無償で利用できます)。
 Mach 4本体、パラレルポートドライバのライセンス購入時には、PCIDという情報を入力する必要があります。これはMach 4をインストールし、[About]ダイアログで調べることができます。

 Mach 4とパラレルポートドライバのライセンスは個別に購入しますが、どちらにもPCIDが必要です。購入するとそれぞれのライセンスファイルが送られてきますが、このファイルにはPCID情報が含まれているので、登録されているPCでしか使用できません。
 違うPCに移行する場合は、現在のライセンスを無効化し、新しいPCIDのライセンスファイルを再発行する必要があります。これはNewfangledのサイトで行えます。ライセンス購入の際にこのサイトのアカウントを作成しますが、このアカウントでログオンし、[License maintenance]のページに行けば、古いPCIDの無効化、新しいPCIDでのライセンスファイルの再送信などを行えます。